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Case Study

企業のサステナビリティ情報やESGデータのリサーチを効率化する方法

 

 

ESG情報は、企業の持続可能性や社会的責任を評価するための重要な指標となっています。コンサルティングファームにとって、正確で信頼性の高いESG情報をリサーチし提供することは、クライアント企業の評価向上や戦略立案に不可欠です。しかし、ESG情報のリサーチには多くの課題が存在します。
そこで、本記事では、各種課題を解決するための機能を携える非財務データプラットフォーム「TERRAST」について、ご紹介しながら、具体的な解決策をご提案します。

(1)はじめに。ESG情報リサーチにおける課題

コンサルティングファームや金融機関、機関投資家の皆様においては、ESG情報のリサーチにおいて、現状、このような課題をお持ちの企業が多いです。

それは、

“情報が散在している上に、開示ルールが統一されていないため、整理整頓に手間がかかる”

点です。

例えば、バウンダリーの異なる開示情報をリサーチするために、各種ベンダーを使っているが、実際には中身に歯抜け情報があったり、定性情報を比較しにくいetc…結局、一時情報を見に行かなければならず、アナログ対応と並行しているため、果たして効率化できているのか疑問が残るという声もよく耳にします。網羅性、信憑性、操作性等の問題で、上手く活用できていないことが散見されます。

こういった問題を解決することで、顧客の皆様の本来行うべきクリエイティブなESG支援業務をサポートすべく生まれたのが、非財務データプラットフォーム「TERRAST」です。

誰でも簡単にESG情報にアクセスしながら、リサーチや比較業務、分析、レポーティング業務を効率化します。

(2)非財務データプラットフォーム「TERRAST」について

TERRASTは国内外企業5000社以上の非財務データを保持する外部情報分析ツールです。他ベンダーとの差別化・優位性を追求した各種機能を搭載することで、ESG情報の効率的なリサーチに貢献します。

【ポイント】
網羅的なESGデータを収録
国内外の約5,000社以上の統合報告書等の開示レポート、オルタナティブデータを格納
・収集や整理が難しいESGデータを機械的、又はマニュアルで収集・整理

企業/業界調査・資料作成の効率化・高度化
・企業/業界比較や経年比較、データ取得元の資料確認を簡単且つ素早く可能
・企業のESGデータをダウンロードして、提案資料等に活用が可能

【機能例】
・個社企業のESGデータ(過去~現在)の比較・分析
・個社企業の非財務目標やESG評価の把握・分析
・必要なデータのダウンロード・資料作成への活用
・ESGに関する規制やニュースの定点的な観測・モニタリング
・TCFDの開示情報分析等の独自機能

では、具体的にどんな機能で皆さんの業務を効率化するのか、解説していきます。

クリックするとTERRASTのサイトに飛びます。

(3)TERRASTが可能にすること(一部抜粋)

バウンダリの異なる開示情報を、比較可能なかたちで収集・整理が可能

同じ業界内の特定の企業を選択し、ウォッチリストに登録することで、オリジナルの企業リストを作成することができます。更に、調査したい指標を各ESGのカテゴリー毎に選択して、併せて登録が可能です。

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図1【スクリーニング】調査したい企業だけ選択し、オリジナルのウォッチリストを作成


【活用例】個データの横比較

・同じ業界内の特定の企業を選択し、各個別指標における横比較を数年分に渡って行う。 ※図2は自動車業界におけるスコープ3GHG(CO2)総排出量
・取得値にカーソルを当てクリックすると、取得元の一次資料に直接飛んで、数値の前後の文脈や記載内容について直接確認も可能

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図2【個データの横比較】企業ごとにCO2排出量を横比較。数字をクリックすると一次ソースにダイレクトアクセス可能(赤枠)。

②データベース上で一次情報の確認が可能

データベース上で数値や情報の出所・ソースのURLをワンクリックでダイレクトに確認ができるので、信憑性の確認作業を簡略化し、作業のご負担を軽減します。

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図3【企業Aの個データ(気候変動の場合)】右上の「開示元リンク」をクリックすれば一次情報に即アクセス可能。

③非財務目標やESG評価の把握が3分で完了

例えば、ESGリサーチ業務でほぼ必須となりつつある脱炭素目標は、複数企業について取りまとめる必要があり、従来はそのリサーチやデータの整理整頓に数時間かかっていましたが、TERRASTでは3分で完結します。

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図4【非財務目標】業界内の特定の企業を選択し、各企業が設定している非財務目標値を一覧で確認可能。

④クライアント企業のESG関連ニュースやリリースが検索可能

クライアント企業にまつわるESG関連のニュースやプレス等も、一発で条件検索・とりまとめが可能です。また、過去の情報も拾えるため、クライアント企業の取り組みの経過観測を行うことができます。and/or検索できる等、検索機能も充実。ソースは国内外のESG特化型ニュース・業界ニュース・プレスリリース等多岐に渡ります。もちろん、クライアント企業だけではなく、競合企業等、他社のコンテンツも網羅しているため、比較やトレンドを分析する等、様々に活用できます。また、ワンクリックで一次情報にアクセスできるため、信憑性の確認も簡単です。

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図5【ESGコンテンツ 機能】タイトルまたはソースをクリックすれば、一次情報に即アクセス可能。

(4)最後に。収集を効率化し、よりクリエイティブな業務に集中しましょう!

企業の開示基準はさまざまであり、多様な情報が入手できる時代ではある一方で、情報が散財し非構造的であるからこそ、ESGリサーチに膨大な手間と時間、コストがかかっている現状が、本業務の一番の課題となっているとお見受けします。

TERRASTであれば、ワンストップでサステナビリティレポートや統合報告書、有価証券報告書、オルタナティブデータ等、複数に跨る情報元を効率よく、検索、閲覧、比較が可能です。また、資料作成のためにデータのダウンロード(Excel)まで行えるため、リサーチ→整理整頓→資料やレポートの作成まで、本来かかっていた作業時間を格段に短縮し、大幅な効率化を見込めます。

顧客の皆様がよりクリエイティブな業務、高付加価値業務に集中できるようにお手伝いすることがTERRASTの役割です。

ご興味がありましたら、お気軽に「お問い合わせ」ください。デモ等のお問い合わせもお待ちしております。

 

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